お城の桜は枯れてしまうの?
鶴ヶ城公園内には、老齢木の桜ソメイヨシノが約一千本あります。そしてそれらは、明治41年に植えられてから百年になりました。ソメイヨシノの学術上の寿命は80年前後といわれていますので、もうすぐ枯れてしまうのではないか危惧しています。
そこで、桜老齢を元気にする事業に取り組むことにしました。桜の管理では日本一といわれている青森県弘前城の樹齢百年以上のソメイヨシノ再生の努力の結果、樹勢を見事回復させた実績があります。鶴ヶ城においても観光公社が平成3年から桜再生の技術の習得に努め、平成14年度、15年度に公園内の桜に施肥と土壌改良を行い、樹勢を回復させた実績があることから、この事業の実現の可能性は高いと考えられます。
「鶴ヶ城公園のさくらを元気にする事業」をお城と桜を愛する市民が協力して、年次計画を立て継続し、充実発展させるべきと考えております。
会津若松市が提唱している「鶴ヶ城整備計画」の一環とし、また市民の誇りである鶴ヶ城の桜を長生きさせ、花の数を増やし、葉を大きくし、見事な桜になるよう守って、後世に伝えてまいります。
指導・協力
樹木医/鈴木俊行先生
会津若松市 花と緑の課・文化課・観光課
会津若松市観光公社(現 会津若松観光ビューロー)・福島県造園建設業協会 会津支部
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実施日:平成20年9月3日