会津ゆかりの地を訪ねる研修旅行

会津ゆかりの地探訪として3月21日~22日に神奈川県三浦半島を巡る研修旅行を行いました。

三浦半島は、会津の領主だった葦(蘆)名家初代佐原十郎義連の出身地であり、葦(蘆)名家初代義連から六代目盛員までこの地を納めていました。また、幕末には会津藩士が江戸湾警備を行ったことから、幕末江戸湾警備会津藩墓があり、会津ゆかりの地となっています。

21日に横須賀市の満願寺と淨楽寺を参拝しました。

満願寺は佐原十郎義連の菩提寺で、国指定重要文化財菩薩立像があり、境内には横須賀市指定史跡の佐原十郎義連墓があります。満願寺ご住職に菩薩立像の説明をうけお参りを行いました。

淨楽寺は葦(蘆)名家三代葦名光盛の菩提寺になっており、観音堂には仏師運慶作の仏像五体が安置されていて、いずれも国指定重要文化財になっています。

22日は横須賀市役所を表敬訪問し、上地克明市長と会談しました。

横須賀市と会津若松市は平成17年に両市の歴史的つながりから友好都市提携を結んでおり、会津若松市室井照平市長からの親書を上地克明市長へお渡しました。

その後、幕末に江戸湾警備を行った会津藩士墓をお参りしました。1810年に会津藩が江戸湾警備を幕府より命じられたことを受け会津藩士が横須賀に移住しました。このお墓はその後横須賀で生涯を閉じた藩士とその家族のお墓で、横須賀市には墓石だけでも70基以上あります。

今回の研修旅行を経て会津と横須賀市の歴史的なつながりについて多くの学びを得ました。 この学びを多くの人に広めるとともに、今後も会津とゆかりの深い地で研修を通して歴史や文化に触れ、後世に伝えていく活動を行っていきます。